紛争解決

紛争解決方法としてのピースブリッジ

リンデンシューレでは、共に学び、共に生活することで、生徒が自分自身を受け入れ、他者を尊重できるようになることを目指し、コミュニティーの促進と生徒の社会的スキルの向上を重視しています。全人的な人格を育成するためには、感情に対する内省的なアプローチの必要性を認識しています。

生徒たちが将来の課題に立ち向かうことができるように、自立心だけでなく、地域社会でのスキルや責任を負う意欲も奨励しています。リンデンシューレの学校プログラムでは、関係するすべての学校グループの協力がうまくいくように、包括的な措置と枠組み条件が定められています。リンデンシューレでは、生徒の社会的スキルと人間的成長を促進するためのさらなる要素を導入しましたので、ここで紹介したいと思います:

ピース・カーペットとも呼ばれるピース・ブリッジは、子どもたちがエスカレートした低レベルの紛争を自主的に解決できるようにする紛争解決方法です。この方法の目的は、子どもたちの自立を促し、些細な紛争を迅速に解決することです。また、紛争に関わるすべての当事者のニーズを認識し、敬意をもって接することも目的としています。

平和の架け橋」は、子どもたちが互いに近づき、問題に対処する4つの決まったステップで構成されています。平和の架け橋のプロセスは非常に儀式化されていますが、これは、特に紛争が起こった場合に、子どもたちが慣れ親しんだルールと信頼できる手順を頼りにできるようにする必要があるためです。感情的な状況において、「平和の架け橋」の個々のステップは、しっかりとした方向性を示し、理性的な明確化に必要な条件を作り出します。

すべての生徒が、学校の社会教育担当者または教師の指導のもとでこのメソッドを学び、個々のステップを練習します。

平和の架け橋は、校舎内で自由に使えるポータブルカーペットとしてだけでなく、学校の運動場にも常設されました。平和の橋は学校の運動場にも恒久的に設置されました。

最初の経験では、子どもたちは「平和の架け橋」が対立の解決にとても役立っているようです。休憩時間には、「平和の架け橋」は、些細な争いの際にサポートを提供する生徒ヘルパーにとっても良いツールとなっています。